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第37回愛知県野生生物保護実績発表大会

 平成19年8月  愛知県知事賞

愛知県知事賞受賞は次の2校であった。

岡崎市立 宮崎小学校
岡崎市立 生平小学校

第37回野生生物保護実績発表大会原稿

 

1 今から宮崎小学校の発表を始めます。礼。

2 わたしたちの宮崎小学校は、標高789メートルの本宮山のふもとにある全校29名の小さな学校です。平成18年に合併し、 額田町から岡崎市の学校になりました。

3 くらがり渓谷など自然豊かな場所で、56種類もの野鳥が見られます。今の季節は、ウグイスやアカショウビンの鳴き声が聞こえます。 またイノシシやサル、シカ、アオバズクなど、たくさんの生き物が宮崎の自然の中で暮らしています。

4 私たちの学校は、昭和49年に愛知県から愛鳥モデル校に指定されて以来、先輩たちの愛鳥活動を受け継ぎ、 1年生から6年生まで全員で取り組んでいます。

5 宮崎小学校の愛鳥活動は、「知る」「守る」「広げる」の3つの活動を柱に進めています。

6 「知る」活動では、春と秋の年2回開かれる親子探鳥会などを行い、学区にせい息する野鳥に親しむことを中心に進めています。

7 「守る」活動では、学校の周りに巣箱をかけて調査をしたり、地区の人から届けられた、傷ついた野鳥の保護をしたりすることを中心に、 野鳥にとって住みやすい環境づくりを考えて進めています。

8 「広げる」活動では、「知る」活動と「守る」活動から分かったことを、多くの人に知ってもらえるように、 ホームページなどを利用して分かりやすく伝えられるように工夫しています。

9 それでは、「知る」「守る」「広げる」の3つの活動について、昨年度から今年度にかけて行ったことを紹介します。

 


 

10 昨年の11月と今年の6月には、 親子ふれあい探鳥会を行いました。宮崎小学校の探鳥会は、通学団ごとに4つに分かれ、1人ずつ講師さんがついてくれて、 弘法山コースや内久保コースを歩きます。

11 講師さんは、 西三河野鳥の会の方々です。いつも分かりやすく説明をしてくださるので、とても楽しみにしています。野鳥だけではなく、 野生生物の環境についていろいろな話もしてくださいます。

12 今年の探鳥会は、 6月10日に行いました。この時期は野鳥が巣立つ頃なので、いろいろな野鳥を見ることができます。 昨年も学区ではほとんど見られなくなったサンコウチョウやオオルリを見ることができました。

13 今年は、 どんな鳥が見られるか、とても楽しみにして出発しましたが、

 雨が降ってきて、短い間しか探鳥会ができませんでした。でも、その代わりに、体育館で講師さんの楽しいお話を聞かせていただきました。

14 講師さんが撮影したいろいろな野鳥の写真を大きなスクリーンで見ながら、 鳥の鳴き声の物まねを聞かせていただきました。とても上手で、私も鳥のことをもっと勉強したいと思いました。

15 私たちの中で人気のある鳥と、 その鳴き声を発表します。1位サンコウチョウ、2位アカショウビン、3位キセキレイ、4位オオルリ。

16 ぼくたちの愛鳥活動は、 みどり委員会が中心になって進めていますが、それぞれの学年の授業にも取り入れています。

17 1・ 2年生は、生活科の授業でセキセイインコを飼っています。野鳥に親しむための第一歩として、 5年生と一緒になって一生懸命に世話をしています。

18 3・ 4年生は、総合的な学習の授業で鳥博士になることを目標に、図鑑やCDを使って野鳥を調べています。3・4年生だけで行ったミニ探鳥会では、 カワセミなど珍しい鳥を見ることができてうれしかったです。

19 3月と6月には、 学校の裏山、内久保、弘法山に架設した巣箱の営巣調査を行いました。今年は、弘法山の巣箱が多く使われていることが分かりました。 弘法山整備事業の工事が終わり静かになったので、野鳥にとって住みやい環境になったからだと思われます。

20 毎年、 調査を続けていると、宮崎地区の環境の変化に合わせて、野鳥も巣づくりの場所を選んで移動していることがよく分かりました。学校の裏山は、 ほとんど人が入らなくなったせいか、授業中にサンコウチョウの鳴き声が聞こえたこともあります。

 


 

21 学校の周りには、 たくさんの野鳥が住んでいます。でも毎年、多くの鳥が窓ガラスにぶつかって死んでしまいます。それを防ぐために校舎の窓には、 バードセーバーが貼ってあったのですが、古くなってほとんどはがれてしまいました。

22 そこで、 新しくバードセーバーを作ることにしました。全校の子と先生方で一人1枚、 自分の好きな野鳥を窓ガラス飛散防止用シートに描いてはりつけました。まだ数がたりないので、今年もやりたいと思います。

23 学校の中には、 いくつか給餌台が置いてあります。冬になって野鳥の餌が少なくなった時に役立てています。今年は、 野鳥の餌を自分たちで作ってみようと考えました。

24 クラスの数が減って余った学級園には、 ヒエやアワを育てることにしました。また運動場南のフェンスにそって、たくさんのヒマワリの種をまきました。収穫できたら、 鳥のために使いたいと思います。

25 宮崎小学校には、 ブランコやすべり台のある「宮小ランド」があります。わたしたちは、ここを「人と鳥がなかよく暮らせる場所」にしたいと考えています。 野鳥が集まる場所、学区のいろいろな生き物が観察できる場所にしたいと計画しています。

26 卒業した6年生は卒業記念として、 宮小ランドの東屋に鳥の模型を取り付けてくれました。鳥の特徴が分かりやすく観察がしやすくなりました。また、 野鳥が餌にする実のなる木も植えていってくれました。

27 宮崎小学校には、 学区の方から、傷ついたり巣から落ちたりした野鳥がよく届けられます。ぼくたちは、できるかぎりの世話をして自然に帰したいと思っています。

28 でも、 世話のかいもなく死んでしまう野鳥の方が多いです。死んでしまった時は、とても悲しいけれど、 自然の生き物を育てることの難しさや命の大切さを心から感じます。

29 宮崎小学校には、 4年前まで毎年のように体育館下の駐車場に、イワツバメが群れを作って飛んできていました。けれど最近は、ほとんど姿を見せなくなりました。

30 でも、 去年は3年ぶりにイワツバメが帰ってきました。イワツバメを呼び戻すために、先輩たちが池やミニ田んぼを作り、 巣作りに必要な水や土をイワツバメが使えるようにしてくれたおかげです。

31 けれど今年は、 学校の上を飛び回ることはあっても、とうとう巣を作りませんでした。去年、イワツバメが産んだ卵が下に落ちていたり、 なくなったりしていました。カラスやヘビが原因のようです。

32 また、 イワツバメの巣がスズメに乗っ取られていたこともありました。これらのことから、 イワツバメが巣作りの場所を学校近くに変えてしまったようです。

33 ぼくたちは、 5月になってから毎日、イワツバメやツバメの観察日記をつけてきました。今年も、 たくさんのイワツバメがヒナをかえすのを楽しみにしていました。これからカラスやスズメ対策を考えていこうと思っています。

34 昨年の9月に、 NHKの番組で放送された、ぼくたちが作ったイワツバメのニュースを見てくれた扶桑町の山口さんからメールが届きました。 それがきっかけになり実際に山口さんが学校に来てくれて、犬山の伝統工芸「紙ツバメ」の作り方を教えてもらいました。

35 完成した紙ツバメは、 手に持ってくるくる回すと、本物のツバメのような音を出しました。愛鳥活動がきっかけになって、とても楽しい時間を過ごすことができました。 (実際に紙ツバメを見せる)

36 広げる活動としては、 この他にも学校のホームページの中に、愛鳥コーナーを作ったり、愛鳥新聞を月に1回発行し地域の皆さんに回覧したりして、 たくさんの人に知ってもらえるようにがんばっています。

37 ぼくたち、 わたしたちにできる愛鳥活動を通して、人、野鳥、自然とかかわって共に生きていく宮崎っ子になります。

38 これで宮崎小学校の発表を終わります。 ありがとうございました。