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第36回愛知県野生生物保護実績発表大会

 平成18年8月 愛知県知事賞

愛知県知事賞受賞は次の2校であった。

岡崎市立 宮崎小学校
岡崎市立 生平小学校

第36回野生生物保護実績発表大会原稿

 

1 今から宮崎小学校の発表を始めます。礼。

2 わたしたちの宮崎小学校は、標高789メートルの本宮山のふもとにある全校35名の学校です。1月に合併し、 額田町から岡崎市になりました。

3 くらがり渓谷など自然豊かな場所で、56種類もの野鳥が見られます。今の季節は、アカショウビンやカジカ蛙の鳴き声が聞こえます。 またイノシシやサル、シカ、アオバズクなど、たくさんの生き物が宮崎の自然の中で暮らしています。

4 ぼくたちの学校は、昭和49年に愛知県から愛鳥モデル校に指定されて以来、先輩たちの愛鳥活動を受け継ぎ、 1年生から6年生まで全員で取り組んでいます。

5 宮崎小学校の愛鳥活動は、「知る」「守る」「広げる」の3つの活動を柱に進めています。

6 「知る」活動では、春と秋の年2回開かれる親子探鳥会などを行い、学区にせい息する野鳥に親しむことを中心に進めています。

7 「守る」活動では、学校の周りに巣箱をかけて調査をしたり、地区の人から届けられた、傷ついた野鳥の保護をしたりすることを中心に、 野鳥にとって住みやすい環境づくりを考えて進めています。

8 「広げる」活動では、「知る」活動と「守る」活動から分かったことを、多くの人に知ってもらえるように、 ホームページなどを利用して分かりやすく伝えられるように工夫しています。

9 それでは、「知る」「守る」「広げる」の3つの活動について、昨年度から今年度にかけて行ったことを紹介します。

 

 

 

10 昨年の10月と今年の6月には、 親子ふれあい探鳥会を行いました。宮崎小学校の探鳥会は、通学団ごとに4つに分かれ、1人ずつ講師さんがついてくれて、 弘法山コースや内久保コースを歩きます。

11 講師さんは、 西三河野鳥の会の方々です。いつも分かりやすく説明をしてくださるので、とても楽しみにしています。野鳥だけではなく、 野生生物の環境についていろいろな話もしてくださいます。

12 今年の春の探鳥会は、 いつもの年より遅い6月10日に行いました。梅雨の季節に入り、雨が心配だったけど、野鳥が巣立つ時期と重なったおかげで、 いつもは見られない珍しい鳥を見ることができました。

13 学区ではほとんど見られなくなったサンコウチョウを見たグループもありました。 いつもは声しか聞こえないオオルリを見ることもできました。ツバメが子ツバメに空中でえさをやるところを見たり、 川の土手でカワセミの巣を発見することもできました。

14 今年の探鳥会は、 一人ひとりが「自分の見つけたい鳥」を先に決めることにしました。月曜朝会で、愛知万博からもらった大型ディスプレイに野鳥のビデオを映し、 体の色や鳴き声を調べました。

15 人気のある野鳥は、 1位カワセミ、2位キセキレイ、3位ヤマガラ、4位シジュウカラでした。どの鳥も探鳥会で見ることができて、本当にうれしかったです。

16 3月と6月には、 学校の裏山、内久保、弘法山に架設した巣箱の営巣調査を行いました。今年は、弘法山と内久保に多く巣箱が使われていました。 どちらも昨年まで行われていた工事が終わり、野鳥にとって住みやい環境になったからだと思われます。

17 毎年、 調査を続けていると、宮崎地区の環境の変化に合わせて、野鳥も巣づくりの場所を選んで移動していることがよく分かりました。

18 宮崎小学校には、 ブランコやすべり台のある「宮小ランド」があります。わたしたちは、ここを「人と鳥がなかよく暮らせる場所」にしたいと考えています。 野鳥が集まる場所、学区のいろいろな生き物が観察できる場所にしたいと計画しています。

19 去年の1学期には、 野鳥観察の場所として東屋が完成しました。3月には、卒業した6年生が、赤土を使った自然に近い池を造っていってくれました。この池は、 中2の先輩たちが計画したものを、その思いを引き継いで造ってくれたものです。

 

 

 

20 宮崎小学校には、 3年前まで毎年のように体育館下の駐車場に、イワツバメが群れを作って飛んできていました。けれど最近は、ほとんど姿を見せなくなりました。

21その原因は、 プールの新築工事で水場がなくなったこと。巣作りに必要な田んぼの土が少なくなったこと。 天敵のカラスやスズメに襲われたことなどが考えられました。

22 もう一度イワツバメが学校に来てくれるように、 野鳥のためになる池を考えて造ってくれました。そのおかげか、今年はイワツバメが帰ってきました。

23 でも、 せっかく作った巣が崩れることが多かったので、ぼくたちは、中2の先輩たちに学校に来てもらって、 イワツバメについて研究したことを話してもらいました。そして、池の一部を田んぼにして、 その土を巣作りに使えるようにするというアイディアをもらいました。

24 わたしたちは、 さっそく作業に取りかかりました。学区の農家の方から田んぼの土をもらい、ミニ田んぼを池の中に作ったところ、完成した次の日には、 イワツバメがその土を使って巣を作っているのが確かめられました。わたしは、びっくりしたけれど、とてもうれしかったです。

25 この池には、 学校の下を流れる男川の生き物を放し、観察できるようにしたいというねらいもあり、低学年の子たちが、いろいろな生き物をつかまえてきて、 池に入れています。

26  「守る」活動としては、このほかに、地域の人と一緒に進めている弘法山の整備事業があります。学校の山として、 長い間使わせてもらっている弘法山は、「絆の森整備事業」として環境整備が進んでいます。

27 林道が整備されたり、 頂上には広場が作られたりしました。間伐が行われ、明るくて環境がよくなり、自然の中で愛鳥活動が楽しめるようになってきました。 新しく巣箱をかけたり、実のなる木を植えたりする計画を立てています。

28 弘法山のふもとには、 池を造ってもらいました。この池の管理は、学校に任されています。宮小ランドの池と関連を図りながら、 ビオトープに近づけていきたいと考えています。

29 宮崎小学校には、 学区の方から傷ついたり、巣から落ちたりした野鳥がよく届けられます。ぼくたちは、できるかぎりの世話をして自然に帰したいと思っています。

30 でも、 世話のかいもなく死んでしまう野鳥の方が多いです。死んでしまった時は、とても悲しいけれど、 自然の生き物を育てることの難しさや命の大切さを心から感じます。

31 ぼくたちが作った宮崎小学校のニュースを、 実際にNHKの番組で放送してもらえることになり、5,6年生で挑戦しました。

32 どんなニュースにしようか、 みんなで話し合って、イワツバメが学校にもどってきたことを取り上げることにしました。

33 イワツバメが学校を飛び回る様子、 巣の中の卵やひなの様子、池の田んぼから土を取る様子などを自分たちで撮影し、NHKに出かけて、いろいろと教えてもらいながら、 ニュースに仕上げました。

34 わたしたちの学校の愛鳥活動を多くの人に見てもらえることを、 誇りに思ってがんばりました。このニュースは、9月20日に放送される予定です。よかったら見てください。

35 ぼくたち、 わたしたちにできる愛鳥活動を通して、人、野鳥、自然とかかわって共に生きていく宮崎っ子になります。

36 これで宮崎小学校の発表を終わります。 ありがとうございました。