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第33回 愛知県野生生物保護実績発表大会

平成15年7月 愛知県知事賞受賞

愛知県知事賞受賞は次の3校であった。

額田町立 宮崎小学校
岡崎市立 生平小学校
岡崎市立 美合小学校

12分間の発表の後、5分間の審査員からの質問があった。

・田んぼに給餌台を置いて、そこにお米を入れておいたようですが、鳥はやわらかい米が好きだよ。鳥はそのお米を食べましたか。
・イワツバメは、いつ頃から学校に巣を作るようになったか。何年前か。
・イワツバメの巣は何個くらいあるか。
・イワツバメでなく、普通のツバメはいるか。

Q&A
Q.田んぼに来た野鳥は給餌台の米を食べましたか?
A.「ぼくは毎日のように田んぼの観察をしたけど、米は食べなかった」
Q.イワツバメは何年前から宮崎小学校に営巣しているのですか?
A.「何年前からはわかりませんが、私が入学したときから体育館下の駐車場にいます。」

第33回野生生物保護実績発表大会原稿

テーマ

「宮崎の自然との共生を考える宮崎っ子」~ぼくたち、わたしたちにできる愛鳥活動を通して~」

 

1 6年 Yさん 私たちの宮崎小学校は,全校54名の学校です。昭和49年に愛鳥モデル校に指定されて以来、 愛鳥活動を学校の宝物として受け継いでいます。
2 4年 T君 本校の愛鳥活動は、「知る」「守る」「広げる」の3つの活動を柱に進めています。
3 4年 Aさん それでは、平成14年度から平成15年6月までの活動を紹介します。
4 6年 Y君 昨年、本校の愛鳥活動を支えてくださった菅沼高吉さんが亡くなられました。今こそ、 愛鳥活動をもっと充実して後輩に伝統としてき引き継いでいかなければならないという気持ちが強くなりました。
5 6年 Sさん 菅沼さんの奥さんの千代子さんに探鳥会の講師について相談し、昨年の10月、 初めて4人の講師を迎えて、秋の探鳥会を実施することができました。今年の5月も、 講師のお一人の杉山さんのおかげで、4人の講師を迎えて春の探鳥会が実施できました。
6 6年 T君 昨年まで15種類の野鳥をメイン鳥に決めて観察してきました。今回、学年の鳥を決め、 1種類の鳥のことをもっと深く知ろうと考えました。
7 6年 Aさん 今年の探鳥会前に学年の野鳥について知ってもらうために、鳴き声、色、大きさ、 生息地を紹介したポスターを作成して各クラスに配布しました。探鳥会当日には、スーパー天才クイズで、学年の鳥を確認しました。
8 6年 T君 それでは、学年の鳥の鳴き声を紹介します。
9 6年 Sさん 1年:セグロセキレイ
10 5年 K君 2年:イワツバメ
11 6年 T君 3年:ホオジロ
12 4年 T君・Aさん 4年:カワラヒワ
13 5年 S君 5年:シジュウカラ
14 5年 Aさん 6年:キセキレイ
15 6年 N君 母から「野鳥の会の人が、宮崎は珍しい鳥がいっぱい見られますね。 鳥の好きな者にとって宝の山のような所ですと言っていたよ。」と聞きました。
16 6年 Sさん 父は、「宮崎を誇りに思い、野鳥と共に強く生きていかないとね。」と話しかけてきました。
17 6年 Aさん 講師の杉山さんは、「菅沼さんがやってこられた巣箱架けは、 六年生が卒業したら次の学年が壊れた巣箱を新しく作りかえていくことに意味があると思います。」と話してくださいました。
18 6年 Yさん そして、杉山さんは「巣箱を架けたら終わりではなく、 鳥がどんな巣箱を好むかを考えていくことも大切です」と巣箱架けの意味を教えてくださいました。
19 6年 R君 また、杉山さんは「菅沼さんの精神をいつまでもみんなが受け継いでいってくれると、菅沼さんは喜んでくれます」 と教えてくださいました。
20 6年 Sさん 探鳥会を通して、自然、野鳥、人が共にかかわりあって生きていることを学びました。そして、 宮崎学区がますます好きになりました。
21 6年 T君 そこで、ぼくたちにできる愛鳥活動から始めようと考え、 各学年でいろいろなことに取り組みました。
22 4年 Aさん ぼくたち3年生は、 弘法山に出かけて自然観察をして、卒業生がつくった弘法山を紹介する看板が壊れていることに気付きました。ぼくたちの手で、 もっとわかりやすい看板を作り直そうと考えました。
23 4年 T君 弘法山の野鳥、虫、その近くの男川にいる魚などを調べました。11名で力を合わせて看板を完成させました。 看板づくりの様子を学芸会で演じ、弘法山看板新聞を発行して、全校や地域に広げました。
24 5年 Eさん わたしたち4年生は、 学校で営巣しているイワツバメを観察して、イワツバメがスズメやカラスにおそわれることを発見しました。また, 巣がこわれて卵が次々と割れていく光景を見るたびに,胸が痛くなりました。
25 5年 Sさん そこで、イワツバメを守る方法を5つ考えました。 1つ目はスズメに巣を乗っ取られないようにスズメ用巣箱をつくる、 2つ目は巣が壊れて落ちた卵やヒナを守るクッションを置く、 3つ目は巣が壊れにくくするために田んぼの固い土を置く、 4つ目はスズメやカラスなどイワツバメの敵よけ、 5つ目はカラスよけです。
26 5年 Yさん 5月、 巣から落ちてしまったヒナ2羽が、クッションの中に入っていました。その2羽を親元に戻そうと、 脚立の上につけた箱の中にヒナを入れ、巣の近に置いておきました。しかし、親鳥は姿を見せず、 親を求めるヒナの鳴き声だけが響いていました。
27 5年 Nさん メジロ用の練りエサと水を与えると、2羽とも4、 5日後には元気に巣立ちました。 それから3日後、 また、3羽のヒナが、クッションのおかげで助かりました。動物性タンパク質が必要だと専門家に教えていただいたので、 ミルワームを与えることにしました。
28 5年 S君 そんなある日、保護された時から元気のなかった1羽のヒナがエサを食べなくなりました。すぐに、 近くの動物病院へ連れて行きましたが、翌日、「ヒナは死んでしまった」という報告を受け、とても悲しくなりました。
29 5年 K君 野鳥を育てるのは本当に難しいことだと思いました。これから、巣が壊れないように努力していきたいです。
30 5年 Sさん さて、4年生にとって別な問題が起きています。 それは、ベランダがハトのふんでいつも汚れていることです。
31 5年 Yさん 保健の先生から「ハトのふんにはクリプトコッカスという病原菌が含まれていて、この菌に感染すると脳炎を引き起こし、 最悪の場合死に至ることがある」ことを教えてもらいました。
32 5年 Eさん しかし、ハトを追い出すことは愛鳥活動にならないと悩みました。探鳥会の講師の高橋さんから 「野鳥も人間も平和に暮らせるようにすることが愛鳥活動だよ」と教えていただきました。
33 5年 Nさん だから、これからは、ベランダの掃除をするときはマスクをし、鳥をさわったときは手を洗う、など健康にも注意していきたいです。
34 6年 Aさん 5年生は、お米作りをしながら,どんな野鳥が田んぼに来て,どんな影響があるのか調べました。カワラヒワ、マガモ、 セグロセキレイ、キセキレイなどの9種類を田んぼで見ました。 その中のスズメやハトは、お米を食べていました。
35 6年  Sさん 自分たちの作ったお米を食べられないように、黒いビニールを破ってカラスのように見せる鳥よけを作りました。また、 鳥と人間の共存を考え、田んぼのそばに給餌台を置き、家からもってきたお米を用意しました。
36 6年  N君 卒業した6年生は、野鳥を身近に感じることで、多くの人が野鳥に優しい気持ちをもてるようになってほしいという願いを込めて、 巣箱作りをしていました。
37 6年  T君  その巣箱作りの参考になったのが、菅沼さんの残してくれた愛鳥の本だと言っていました。
38 6年  Yさん 卒業生7名は、 今年の1月、 巣箱作り教室を開いてくれました。私たちは、一緒に参加して廃材から巣箱ができる喜びを味わいました。 76個の巣箱を作ってくれました。 卒業式の朝、一人1個の巣箱をプレゼントとしてもらいました。
39 6年  Aさん また、お世話になった菅沼さんにも巣箱をプレゼントしました。
40 6年  Sさん 私の友達は、もらった巣箱を自宅の庭の木に架けました。6月になり、 巣箱にヤマガラが入るのを見ました。もしかして、と思って巣箱をのぞくと、ヒナが3羽いたので、 巣箱を見るのが楽しくなりました。
41 6年  T君 1つの命が私の家の巣箱で生まれ、一人前になって巣立っていったと考えると、心の底からうれしくなりました。
42 6年  Aさん このように、各学年で、私たちにできる愛鳥活動を通して、自然との共存を考えてきました。人、野鳥、自然とかかわることで、 命の大切さ、地域を愛する心などを学びました。
43 6年 R君 これから、愛鳥活動を通して、地域、家庭、学校がもっと協力しあっていくといいなと思います。たとえば、 菅沼記念ギャラリーをつくったり、インターネットのホームページを充実させたりして、宮崎地域だけでなく、 他校との交流もしていきたいです。
44 全 員 「ぼくたち、わたしたちにできる愛鳥活動を通して、人、野鳥、自然とかかわって共に生きていく宮崎っ子になります」