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第32回 愛知県野生生物実績発表大会

平成14年8月 愛知県知事賞受賞

愛知県知事賞受賞は次の3校であった。

額田町立 宮崎小学校
豊田市立 瀧脇小学校
岡崎市立 東海中学校

12分間の発表の後、5分間の審査員からの質問があった。

・メイン鳥とは何か。⇒この地区、この季節でよく見られる鳥のリストをつくり、その鳥を探すことを目標に探鳥会を実施した。
・バードセブンとは何か。⇒6年生7名の級訓は「心に虹」で、それから名づけた名前。
・鳥の鳴き声をしてください。⇒「イカル」は「キキコキー」と動作をつけて演じた。
・イワツバメの巣は学校のどこにあるのか。⇒体育館下の駐車場
・イワツバメの巣がカラスに壊されたと思われる理由は。⇒カラスの羽が落ちていた。

審査員からの講評
・とても説得力があり、迫力のある発表であった。
・愛鳥活動29年の伝統を感じる地に足のついた地道な活動を続けているのがすばらしい。
・子どもったちが、心のこもった愛鳥活動を継続していることがうれしい。

32回野生生物保護実績発表大会原稿

1 (A) ぼくたちの宮崎小学校は,本宮山のふもとにある全校55名の学校です。
2 (B) くらがり渓谷など自然豊かな場所で,46種類もの野鳥が見られます。今の季節では, アカショウビンやカジカ蛙などの鳴き声がよく聞こえます。また,野鳥以外にもイノシシやサル,鹿, 川にはネコギギといった動物たちが宮崎の自然の中でくらしています。
3 (C) 宮崎小学校の野生生物保護活動は,愛鳥活動を中心に行っています。その中で「知る」「守る」「広げる」 の三つの活動を柱に進めています。
4 (D) 「知る活動」では,親子探鳥会や自然観察会などの学校行事,バード放送局による鳥の鳴き声クイズなどを行い, 全校で学んだり楽しんだりしています。また私たちの学校では,総合的な学習の時間を「ひのき学習」と呼んで, その時間を使って愛鳥活動に力を入れています。
5 (E) 「守る活動」では,毎年春に全校でカラ類用巣箱を設置し,その利用状況を調査したり,冬には給じ台を置き, 校舎近くで給じ活動を行ったりしています。また,昨年度伝書ハトを保護したお礼にいただいたオナガドリを育てています。
6 (F) 「広げる活動」では,愛鳥新聞の発行,弘法山バードテーリングの開さい,ポスターや愛鳥コーナーを作っています。
7 (A) 愛鳥モデル校29年の伝統を受け継ぎ,愛鳥活動を中心にした活動を全校で取り組んでいくために, 今年度は一人ひとりが知る活動に力を入れていくことにしました。
8 (G) 5月には,親子探鳥会を行いました。これは,全校を4つのグループに分けて親子でバードウォッチングをする会です。
9 (C) この会に向けて,6年生では,この時期に地域で観察できると思われる鳥について考え, ぜひ見つけてほしい鳥をメイン鳥として決めました。これは全校の子が野鳥を知り,親しむことで, 楽しさを味わってもらいたいと思ったからです。
10 (E) 探鳥会前にメイン鳥を覚えてもらおうと次のような工夫をしました。 形や色についてはポスターを作成して各クラスに配って張り出しました。鳴き声や飛び方を見るために, お昼の放送で鳥の鳴き声をCDで流したり,ビデオを見てもらったりしました。
11 (H) 探鳥会のしおりは,鳥のぬりえができるようにしてあり,ポスターを参考にして,しおりに色をぬりました。 鳥の特ちょうやいそうな場所を記してあって,楽しみながら覚えることができました。
12 (I) 探鳥会当日には鳥の鳴きまねクイズをしました。CDを聞かせるのではなく,自分たちが鳴き声をまねして, みんなで楽しみながらメイン鳥の特ちょうを知ってもらうことができました。
13 (G) とちゅうで霧雨が降ってきてしまい残念でしたが,カワセミやキセキレイなどのメイン鳥を見たり, 鳴き声を聞いたりすることができました。これは事前に学習を積んで,しっかり鳥の鳴き声を覚え, 特徴を知ることができていたからだと思います。
14 (J) その後も委員会でメイン鳥を中心に鳴き声クイズを実施しました。一度覚えている鳴き声だけに,みんな, はりきってクイズに挑戦しました。こうして年間を通じて委員会でも全校に鳥をアピールしています。
15 (I) 他にも「宮小自然観察の森」における活動について発表します。この森は弘法山とも呼ばれ, 巣箱の架設や学校行事などで全校に親しまれている山です。3年前にバードハウスが完成し, 2年前には弘法見晴台やひみつランドが完成し,野鳥をはじめ自然とふれあえる登山コースが整備されました。
16 (G) 昨年の末には,地域の人を招待して弘法山バードテーリングを行いました。学校だけでなく, 地域の人みんなに弘法山のよさを知ってもらい,とてもよかったです。
17 (H) また地域で野鳥にくわしい菅沼さんとも交流を深め,野鳥のためにできることはないかと考えました。 そして新聞を作って回覧したり木を植えるお願いをしたりすることができました。
18 (J) 今年,菅沼さんはお亡くなりになり,とても悲しく,残念でしたが,その気持ちを私たちが受け継いで, このふるさとを守っていきたいです。
19 (B) この夏に巣箱の調査をしました。巣箱の中にわらを運び込み,立派な巣が作ってありました。中には卵があるのも確認され, ふるさとの自然にすむ鳥の生活を身近に感じることができ,とてもうれしかったです。
20 (D) では,つぎにひのき学習で取り組んだ学年別の愛鳥活動についてお話しします。
21 (F) 4年生は,学校で営巣しているイワツバメを観察し,イワツバメが子孫を残すために, いろいろな努力や工夫をしていることを見つけました。例えば,敵からおそわれないように巣が袋の形になっていたり, 暗い巣の中で卵を見つけやすいように,ツバメと違って模様のない真っ白な卵を産んだりしています。
22 (A) 発見すればするほど,イワツバメはすごいなあと思うようになり,どんどん好きになりました。しかし, そんなイワツバメがスズメやカラスにおそわれるようになりました。また,巣がこわれて卵が次々とわれていき, こんな光景を見るたびに,胸が痛くなりました。
23 (G) このままでは来年,学校にイワツバメが来なくなってしまうと思ったので, みんなでイワツバメを守る方法を考えることにしました。巣を作っている土のことを調べたり, 卒業生の河合さんに教えてもらったりしながら,イワツバメが安心して営巣できる環境づくりに取り組んでいます。
24 (J) 5年生は,自分たちがもっと野鳥のことにくわしくなり,学校や地域の人に教えられるようになりたいと考えました。 図鑑やインターネットを使って調べたり,5年生だけのミニ探鳥会を行ったりして,少しずつ自信を深めています。
25 (H) 調べたことはメモにして,その鳥の写真と一緒に愛鳥コーナーに掲示しました。また,5年生はお米作りをしながら, どんな野鳥が田んぼに来て,どんな影響があるのか調べています。お米作りの邪魔をする鳥をどうしたらいいか… 考えようとしています。
26 (E) 6年生では,鳥の保護について考えました。春になり校舎の窓にぶつかって死んでしまう鳥たちがたくさんいて, そのたびに心を痛めていました。そのためバードセーバーを窓に貼り付けたり,専門家に話を聞いたりして現在取り組んでいます。
27 (C) また,宮崎小学校では毎年,多くの野生生物が届けられ保護を行っています。 地域でも保護しているということがよく知られており,今年もいろいろな野鳥などが届けられました。
28 (I) 6月に,学区の方から「鳥のひなを保護してほしい。」という連絡がありました。さっそく保護することになりました。 育てていくうちにメジロということがわかり,ボタンと名づけ,みんなで観察をしながらかわいがりました。
29 (E) しかし本で調べた知識だけでは不安なことが多く, 探鳥会でお世話になった武田さんに来ていただいて,お話をうかがいました。武田さんのおかげでいろいろな問題が解決しました。 その中でこんなことを私たちに話してくださいました。
30 (D) 鳥のことを考えると鳥の生活をじゃまするのはよくないことだと思う。 でも鳥が人のそばに寄ってきてくれるとうれしいでしょう。そうすると,とても優しい気持ちになれるの。 その優しい気持ちをたくさんの人がもっていてくれると, 鳥たちやそのまわりの自然を大切にしたいって思う気持ちが出てくると思う。それも自然の保護につながるのではないかしら。
31 (B) このことばを聞いて,私たちの愛鳥活動は,鳥と人間との共生であるということを感じました。 そして心から鳥を愛する武田さんの生き方に感動しました。
32 (I) ボタンは足を痛めて様子を獣医さんにみてもらうこともありましたが,元気に育ちました。しかし, ボタンだってひとり立ちしなくてはいけません。お別れはさみしかったけれど,自分でえさをとり, 巣を作って元気にくらしていってくれることを願い,自然に帰すことができました。
33 (C) その他にも,ヒヨドリやアオバズクなどを保護して無事に自然にかえすことができました。しかし,スズメ,ハクセキレイ, イワツバメなど看病のかいなく,死んでしまう鳥たちもいました。とても悲しいことですが, 野鳥を保護することの難しさを改めて思い知らされました。
34 (D) これからも全校で取り組む愛鳥活動を継続し、もっと鳥を見つめ,保護に携わる人から学び, 宮崎の自然を深く知りたいと思います。そしてこの自然のすばらしさを多くの人に伝え,守っていきたいです。