11.不動明王 11.不動明王
13.地蔵菩薩
13.地蔵菩薩
12 庚申搭 石仏めぐりまっぷ
 ニンヤ組にある白髭八柱神社の前、鹿勝川へ抜ける道を10メートルほど行ったお宮の森の土手に、二体の石仏が祀られている。上手のものが、上組の庚申さんと呼ばれ、上組とニンヤ組共同の庚申石像である。
 高さ90センチ、幅43センチで屋根付の角柱に浮き彫りに彫られている庚申立像である。刻字は非常に見にくいが、側面に「延享二丑十月」と見られる。1745年に当る。両手は前で合掌しているが、庚申様は手が六本あると言われているので残りの四本の手は後の柱の部分に見られる。台座には、「見ざる言わざる聞かざる」の三猿が彫られている。
 庚申信仰は室町時代から江戸時代にかけて各地で盛んになり鳥川でも熱心に行事が行われた。現在鳥川地区内に残っている庚申塔は五基で、一基が庚申文字塔であり、残りの四基がこの上組庚申塔のような石像である。又、各組においては、庚申様の掛軸を持っていて、ニカ月に一度廻ってくる庚申の日に、組の者が当番の家に集まってお祭りをする。四年に一度の閏年(旧暦)には、「おくようさん」と言って、鳥川中が、それぞれの組の庚申塔の前に集まって庚申様のお祭りをすることになっていて現在も続いている。
 なお庚申様は、一般には悪疫を調伏するという「青面金剛童子」とその道案内をするという「猿田彦神」を本尊とする信仰であると言われている。